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【富士吉田市】外壁のチョーキング現象=塗装のサイン! ひび割れ・雨漏りの前に対策を|対処法と費用を解説
2025.05.13
スタッフブログ

こんにちは!
プロタイムズ富士吉田店(株式会社西山建材工業)です。
私たちは山梨県富士吉田市や都留市を中心に外壁塗装・屋根塗装を行なっている塗装会社です。
「外壁を触ったら白い粉がついた…」
そんな経験はありませんか?
これは「チョーキング現象」と呼ばれる外壁の劣化サインです。放置すると塗膜の防水性が低下し、外壁のひび割れや雨漏りにつながることも。
この記事では、チョーキング現象が発生する原因や、塗装の必要性と費用相場、チョーキングを放置するリスクなどについて詳しく解説します。
富士吉田市で外壁塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
チョーキングとは? 外壁に現れる「塗装のサイン」

外壁塗装について調べていると「チョーキング」という用語をよく目にしませんか。チョーキングとはいったい何なのでしょうか。
ここでは、チョーキングの意味と、チョーキングが生じたら塗装が必要になる理由について解説します。
チョーキングって何?

出典:プロタイムズ富士吉田店
チョーキングとは、建物の外壁を触ると白い粉が手に付く現象のことです。
チョーキングは外壁に塗られている塗料が時間の経過とともに劣化することで発生します。太陽の光に含まれる紫外線や雨、風などの影響により、塗料の成分が少しずつ分離していき、外壁材の表面に色の元となる顔料が粉状となって現れるのです。
チョーキングが発生すると、外壁の色が徐々に薄くなったり、光沢がなくなったりします。特に日当たりの良い南側の壁面で起こりやすく、指で壁をなぞると白っぽい粉が付着します。
放置すると塗料の防水機能が低下し、雨水が壁の内部に入り込む原因になります。雨水の浸入により、壁材が傷んだり、最悪の場合は家の骨組みにまで影響が及んだりすることがあるため、早急に塗装を検討することが必要です。
チョーキングが発生すると塗装が必要になる理由
チョーキングが発生しているにもかかわらず放置すると、以下のような状況が発生する可能性があります。
- ・ 雨水が建物内部に浸入する
- ・ 外壁材が損傷する
- ・ 修理費用が高額になる
- ・ 外観が損なわれ、資産価値が低下する
見た目の問題にとどまらず、雨漏りの原因にもなりかねません。
チョーキングを見つけたらなるべく早く外壁塗装を行ない、防水性の回復や美観の維持をする必要があるのです。
チョーキングが発生する原因とは?

チョーキングが発生する原因は、年月によって外壁が劣化する「経年劣化」と施工が原因の「施工不良」の2つに分けられます。
それぞれの原因について解説します。
経年劣化
経年劣化は、太陽光に含まれる紫外線や風雨によるものと、気温や温度といった気候による影響の2つに分けられます。
紫外線による劣化
紫外線は太陽光の一部で、外壁塗料によく使われている「酸化チタン」という成分を分解します。酸化チタンが分解されると「ラジカル」という物質が生まれ、このラジカルが塗料を徐々に傷めていきます。そのため、太陽の光がたくさん当たる南向きの壁では、塗料が粉状に劣化する「チョーキング」現象が起こりやすくなるのです。
風雨による塗膜の劣化
外壁材を保護する塗膜に雨水が繰り返し当たることでも、塗膜の表面が摩耗して劣化します。豪雨や台風のような雨風の激しい天候になると、塗膜表面がさらに削られ、保護機能が低下してしまうのです。
気候の影響
気温や湿度が大きく変わる環境では、外壁塗装が傷みやすくなるので気をつける必要があります。富士吉田市は、冬には氷点下まで冷え込む一方、夏になると30度近い暑さになるなど寒暖差が大きい地域です。また、梅雨の時期には湿度が高くなり、湿気の影響で外壁が傷みやすくなります。気候の激しい変化は外壁塗装に負担をかけるので、定期的な点検やメンテナンスが大切です。
施工不良
チョーキングが工事後1~3年程度で発生した場合、作業の質に問題があった可能性が高まります。
外壁を洗浄後、十分に乾かさないまま塗装すると、水分が残った状態で塗料を塗ることになり、接着力が低下します。また、古い塗膜や汚れをきちんと取り除かないと、新しい塗料がしっかりと壁に付着しません。
塗料をよく混ぜずに使用した場合も問題です。
成分が均一になっていないと、耐久性が損なわれます。さらに、雨が降っているときや湿度が高い環境で作業を行なうと、塗料が正常に乾燥せず、劣化が早まります。規定の量より少ない塗料で済ませたり、地域の気候に合わない種類を選んだりすることも、早期劣化の原因となります。
こうした手抜き工事は見た目の悪化だけでなく、外壁の保護機能を弱め、建物の寿命を縮めてしまうのです。
チョーキングが出たら塗装が必要? 判断基準を解説

外壁にチョーキング(白い粉)が出てきたとき、すぐに塗装が必要かどうか迷うかもしれません。
ここでは、すぐに対応が必要な状態なのか、もう少し様子を見ても大丈夫なのかを判断するポイントをわかりやすく解説します。
簡単にできる! セルフチェックリスト
チョーキングに関して、以下のチェックリストを使ってセルフチェックをしてみてください。
- □ 外壁を手でこすると白い粉がつく
- □ 外壁の色がくすんで見える
- □ ひび割れや剥がれがある
- □ コケやカビが発生している
- □ コーキング部分(目地)が劣化している
これらの項目に該当する場合、外壁が傷んでいると考えていいでしょう。
チョーキングの程度はどのように判断する?

チョーキングの度合いを確認することも必要です。チョーキングがうっすらと発生しているものの、ひび割れや剥がれがないようであれば、しばらく様子を見ても大丈夫でしょう。
しかし、チョーキングの粉の量が多く、ひび割れや剥がれがはっきりとわかる状態であったり、コケやカビが発生していたり、コーキング部分がかなり劣化している場合は、できるだけ早く外壁を塗り直した方がいいでしょう。
外壁の状態は、見た目だけではわからないことがあります。そんなときは、専門家による建物診断がおすすめです。診断を受けると、塗装が本当に必要か、劣化がどの程度進行しているか正確な分析をしてもらえます。
当店では、無料の建物診断を実施しております。外壁劣化が気になる方は、お気軽にご相談ください。
外壁材の種類によるチョーキングの違い

チョーキングの発生しやすさは外壁材によって大きく異なります。
窯業系サイディングやモルタル、金属サイディングは紫外線の影響を受けやすく、表面の塗料が劣化して粉状になりやすいため、チョーキングが発生しやすい傾向があります。また、ALCや木質系素材も塗装の劣化が進みやすく、時間の経過とともに白い粉が出やすくなります。
これらの外壁材は表面を塗装されているため、紫外線により塗料が劣化し、チョーキング現象が起こります。
一方、レンガや樹脂系サイディングはチョーキングが比較的起こりにくい外壁材です。レンガは塗装を必要としない素材であるため粉状になる心配がありません。また、樹脂系サイディングは紫外線に強い素材で作られており、塗料の劣化が遅いという特徴があります。
外壁のメンテナンスを考える際は、こうした材料の特性を理解しておくことが大切です。
放置するとどうなる? チョーキングが進行した場合のリスク

チョーキングを放置した場合、どのような悪影響を及ぼすのでしょうか。
ここでは、チョーキングが進行した場合の3つのリスクについて解説します。
防水性能が低下する

チョーキングを放置すると、外壁の防水能力が次第に弱まっていきます。外壁塗装は雨水から家を守る「傘」のような役割をしていますが、チョーキングが進むとその「傘」に穴が開いたような状態になります。
その結果、雨水が壁の内部に染み込みやすくなり、家の構造部分が湿気を帯びて腐り始めます。また、壁の中に水が入ると、カビの発生原因になったり、断熱効果が下がって冷暖房の効きが悪くなったりすることもあります。
さらに、一度内部まで傷んでしまうと、修理にかかる費用も大きくなります。定期的な点検と適切な時期での塗り替えが、家を長持ちさせる重要なポイントです。
ひび割れや剥がれが発生する

チョーキングが進行すると外壁の保護層が徐々に薄くなっていきます。保護層が弱まると、雨水が壁の内部に染み込みやすくなります。壁の内部に入った水分が湿潤と乾燥を繰り返すことで、壁材が膨らんだり縮んだりします。この動きによって、外壁にひび割れが生じ始めます。
さらに、壁の中に入った水分は、気温の変化で凍ったり溶けたりすることもあります。この凍結と融解の繰り返しは、ひび割れをさらに大きくする原因となります。
時間が経つにつれて、外壁の表面層が剥がれ落ち始めます。外壁が剥がれると見た目が悪くなるだけでなく、建物の防水性能を大きく低下させます。その結果、室内への水漏れや、壁内部の木材が腐食するといった深刻な問題につながることがあるのです。
損傷が外壁材に及ぶ
外壁塗装には建物を守る重要な役割があります。塗膜が粉状化して薄くなると、雨水や日光から壁を守る機能が低下します。その結果、壁の内部に浸入した水分の影響で湿気が溜まりやすくなり、壁材自体が水分を吸収して弱くなっていきます。
また、壁の中に水分が長期間とどまると、カビや腐食の原因となり、建物の骨組みにまで被害が及ぶ可能性があります。そうなると、簡単な塗装では済まず、大規模な修理が必要になり、費用も時間もかかるのです。
最適な塗装方法と費用相場

チョーキングを発見したらどう対処すればいいのでしょうか。
ここでは、塗装方法と費用相場について解説します。
最適な塗装方法
チョーキングとは、外壁の塗料が劣化して白い粉状になる現象です。この状態を改善するには適切な塗装が必要です。症状が軽い場合と重い場合それぞれの方法を紹介します。
軽い劣化の場合、外壁を水で丁寧に洗います。粉状になった部分を完全に落とすことが大切です。次に表面を整えるため、少し削って平らにします。その後、塗料をしっかり付着させるための基礎塗料を1層塗ります。最後に仕上げ用の塗料を2回重ねて塗ることで美しく仕上がります。
チョーキングが進行している場合は、より強力な洗浄が必要です。洗った後、表面をしっかり削って平らにします。その後、浸透力の強い特殊な基礎塗料を使用します。この基礎塗料が壁にしっかり染み込むことで、後から塗る塗料が剥がれにくくなります。最終的に耐久性の高い仕上げ塗料を2回塗ることで、長持ちする美しい外観が得られます。
費用相場
チョーキング補修の外壁塗装にかかる費用は、80~150万円(一般的な2階建て住宅/塗装面積200㎡)です。ウレタン塗料やシリコン塗料を使用した場合、50万円からの塗装が可能です。より劣化に強いフッ素塗料や無機塗料を使用すると、費用は150万円程度見積もる必要があります。
主な塗料の価格は、以下のとおりです。
【塗料代の相場】
塗料の耐久年数が長くなるほど、1㎡あたりの単価が高くなるといっていいでしょう。
富士吉田市の外壁塗装(チョーキング補修)はプロタイムズ富士吉田店(株式会社西山建材工業)におまかせ!

チョーキング現象は外壁から白い粉が出る劣化のサインで、紫外線や風雨による経年劣化、または施工不良が原因で発生します。放置すると外壁の防水性能が低下し、ひび割れや剥がれが進行して壁材自体にまで損傷が及ぶ危険性があります。
チョーキングが軽度の場合でも、適切な洗浄や下地処理を行ない、新しい塗料で塗装することが重要です。外壁材の種類によって劣化のしやすさは異なりますが、定期的な点検と適切なタイミングでの塗装で建物を長持ちさせましょう。
プロタイムズ富士吉田店(株式会社西山建材工業)では、専門家による建物診断をもとに、適切なプランをご提案します。お気軽にお問い合わせください。