スタッフブログ

近年、富士吉田市・富士河口湖町エリアでは新規のグランピング施設が急速に増加しています。富士山を望む大自然の中でのアウトドア体験を提供するグランピングは、インバウンド観光客・国内富裕層に特に人気が高く、今後もエリアの成長領域として注目されています。

しかしグランピング施設は、一般的なホテル・旅館とは異なる特有の外装メンテナンス課題を抱えています。ウッドデッキ・ログ外壁・木製フェンス・鉄骨構造物・帆布テント・アウトドア什器など、多種多様な素材が使われており、それぞれに異なるメンテナンスが必要です。

そしてこれらすべての素材が、富士山麓の紫外線・多湿・積雪・強風という過酷な環境下に常時さらされています。一般的な耐用年数の目安は、この環境では通用しません。

富士吉田市・富士河口湖町・都留市・大月市など山梨県東部エリアで創業46年の西山建材工業(プロタイムズ富士吉田店)が、グランピング施設の外装メンテナンスを詳しく解説します。

グランピング施設が抱える特有の外装課題

多様な素材が混在している

一般の建物(外壁・屋根・窓)と比べて、グランピング施設には以下のような多様な素材が混在しています。

・木材系:ログ外壁・ウッドデッキ・木製フェンス・テラス・木製家具
・金属系:鉄骨フレーム・鉄製フェンス・看板・ファイヤーピットの架台・アウトドア什器
・帆布・テント素材:グランピングドーム・テント本体・日除けシェード
・コンクリート・石材:通路・BBQエリアの床面・石積みの装飾
・ガラス:テント型施設のガラス壁・ガラス引き戸

それぞれに適切な素材・工法・塗料が異なり、「外壁塗装」という一括りでは対応できません。複数の素材を理解した専門家に診断・提案を求めることが重要です。

「映え」のための素材選択がメンテナンスコストを増やす

グランピング施設の設計では、SNS映え・高級感・自然との調和を演出するために木材・鉄骨・ガラスなどが多用されます。しかしこれらの素材は、機能性を重視した建材より耐候性が低い場合があります。

「映えるデザイン」と「メンテナンスのしやすさ」のバランスを考慮した素材選定・施工が、長期的な経営コストを下げる鍵です。

素材別の劣化メカニズムと適切な対処法

【木材系】ウッドデッキ・ログ外壁・木製フェンス

木材が劣化する主な原因は「水分・紫外線・腐朽菌・虫害(シロアリ等)」の4つです。富士山麓の多湿環境ではこれらが複合的に作用します。

紫外線による劣化:木材の表面が紫外線で酸化し、灰色に変色します(シルバーグレー化)。見た目の問題だけでなく、表面が劣化することで水分の吸収が増えます。

水分による腐食:吸水した木材は乾燥・吸湿を繰り返すことで内部から割れが生じます。凍害環境の富士山麓では、吸水→凍結→膨張という凍害も木材に起きます。

腐朽菌・カビ:多湿環境で木材表面に繁殖し、木材の組織を分解します。特に地面に接触する部分(デッキの柱脚・フェンスの支柱)での腐食が深刻です。

適切な塗料:木材保護には浸透型(含浸タイプ)の木材専用保護塗料が基本です。防腐・防カビ・防虫成分配合の製品を選ぶことで、富士山麓の過酷環境でも木材を長期間保護できます。

富士山麓での推奨メンテナンスサイクル:2〜3年ごと(通常の3〜5年より短め)

【金属系】鉄骨フレーム・鉄製フェンス・アウトドア什器

金属素材の劣化は主に「サビ(酸化)」によって進行します。富士山麓の多湿環境・霧・積雪はサビの進行を加速させます。

鉄骨フレーム:塗膜が剥がれてサビが発生すると、進行が急速です。サビが構造部材に深く達すると強度が低下し、安全上の問題になります。グランピングドームの鉄骨フレーム・テラスの柱などの定期的な点検・塗装が重要です。

鉄製フェンス・アウトドア什器:溶接部・継ぎ目から優先的にサビが発生します。特にBBQエリアのファイヤーピット架台・金属製テーブル・椅子は、火による高温と屋外環境のダブルストレスにさらされます。

適切な塗料:金属素材には必ずサビ止めプライマー(下塗り)→上塗りの工程が必要です。一般塗料の塗りつけでは密着不良・早期剥がれになります。

富士山麓での推奨メンテナンスサイクル:サビ発生箇所は即対処。全体塗装は3〜7年ごと(素材・環境による)

【帆布・テント素材】グランピングドーム・日除けシェード

テント素材はPVC(塩化ビニル)・ポリエステル帆布・防水キャンバスなど様々な素材があります。これらは塗装では対応できない素材のため、劣化したら交換が基本です。

ただし支持構造物(フレーム・接続金具・固定金物)は金属製のため、定期的なサビ確認・防錆塗装が必要です。富士山麓の強風で固定金物に繰り返しストレスがかかるため、金属疲労・破断リスクも確認が必要です。

富士山麓での推奨点検サイクル:毎年(繁忙期前の春・秋)

グランピング施設の外装メンテナンス計画——年間スケジュール例

グランピング施設の外装メンテナンスにかかる費用の目安

費用は施設の規模・素材の状態・必要な工事内容によって大きく異なります。

まず無料診断で状態を確認し、優先順位をつけた工事計画を立てることをお勧めします。

よくある質問(FAQ)

Q. ウッドデッキが灰色に変色しています。塗装で元に戻りますか?

A. 灰色変色(シルバーグレー化)は紫外線による表面劣化です。研磨(サンディング)で表面を削り取ってから防護塗料を塗ることで、木目を活かした仕上がりに戻すことは可能です。腐食が深い場合は部材交換が必要なことがあります。

Q. 鉄骨フレームにサビが出ています。放置するとどうなりますか?

A. 放置するとサビが進行し、構造強度が低下します。グランピングドームの場合、フレーム強度の低下は強風時の倒壊リスクにつながります。ゲストの安全のためにも早急な対処をお勧めします。

Q. 木材を使わない素材に変えることは可能ですか?

A. 木目調のアルミ・樹脂デッキ材など、木材より耐候性が高い素材へのリフォームは可能です。メンテナンスコストを下げたい場合は選択肢のひとつです。

Q. 施設の営業中に工事できますか?

A. ゾーン分割施工・工事エリアの養生・宿泊ゾーンとの分離を徹底することで、営業しながら施工することは可能です。

まとめ——グランピング施設の外装管理は「素材別の専門知識」が必要

グランピング施設の外装メンテナンスは、木材・金属・テント素材それぞれの特性を理解した専門的なアプローチが必要です。「外壁塗装の業者に頼めばいい」という感覚では、素材に合わない塗料・工法で施工され、早期に問題が再発するリスクがあります。

富士吉田市・富士河口湖町・都留市・大月市など山梨県東部エリアで創業46年。株式会社西山建材工業は、2024年・2025年山梨県施工実績第1位を獲得。全国4,000社以上のアステックペイント加盟店の中でも、厳しい品質基準をクリアした「プロタイムズ」加盟店として、2026年5月セールスチャンピオンズカップ全国第1位、甲信越・北陸エリアでは2026年4月・5月の2大会連続第1位を受賞。さらにアステックペイント全国施工実績10位以内の実績を誇る、地域密着の外装リフォーム専門店です。

グランピング施設の外装診断・素材別塗装・木部補修についてのご相談はお気軽にどうぞ。

✅ グランピング施設の外装診断(無料)
✅ 木部・金属部・外壁を素材別に専門対応
✅ 建築施工管理技士による施設規模の施工管理
✅ LINEでの気軽なご相談

📞 0120-574-348(受付 8:30〜19:00・日曜定休)
富士吉田市・富士河口湖町・都留市・大月市・鳴沢村・山中湖村 対応

執筆者: 株式会社西山建材工業 代表取締役 西山飛翔 (一級塗装技能士・二級建築施工管理技士・外装劣化診断士)

ピックアップPICKUP