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大月市には木造住宅が多く、板張り外壁・木製の破風板・軒天・縁側・ウッドデッキなど木部の塗装を必要とする建物が数多くあります。特に古い建物では木部が外壁の大部分を占めることもあります。

しかし、木部の塗装は一般の外壁(モルタル・サイディング)とは根本的に異なる性質を持ちます。木材は「生きた素材」であり、温度・湿度の変化によって伸縮し、腐食・カビのリスクも常に抱えています。この特性を理解せずに施工すると、数年で剥がれ・腐食が始まります。

大月市の気候条件(大きな寒暖差・多湿・凍害)は、木部の劣化をさらに加速させます。大月市での木部塗装には、地域の気候特性を理解した専門的なアプローチが必要です。

富士吉田市・富士河口湖町・都留市・大月市など山梨県東部エリアで創業46年の西山建材工業(プロタイムズ富士吉田店)が、大月市の木部塗装について詳しく解説します。

なぜ木部塗装は難しいのか——木材の特性から理解する

木材は膨張・収縮する素材

木材は温度・湿度の変化に応じて膨張・収縮します(乾燥収縮・吸湿膨張)。大月市の大きな寒暖差・多湿環境は、この膨張・収縮の幅を大きくします。

一般的な塗料(造膜型)は外壁材の表面に硬い塗膜を形成しますが、木材が膨張・収縮すると塗膜がその動きに追従できず、ひび割れ・剥がれが生じます。

木部塗装で最も多い失敗は「木材に合わない塗料(造膜型)を使って、数年で剥がれた」というものです。

木材は水分を吸いやすく腐食するリスクがある

木材は繊維質のため、塗膜が劣化すると水分を大量に吸収します。大月市の多湿環境では、この吸水が特に深刻です。

吸水した木材は腐朽菌(木材腐食カビ)の繁殖条件を整えます。腐朽菌は木材の細胞を分解し、木材を脆くします。腐食が進むと「触っただけでボロボロと崩れる」状態になり、その部分の交換が必要になります。

大月市の凍害が木部にも影響する

大月市の冬季は気温がマイナスになる日があります。木材が吸水した状態で凍結・膨張を繰り返すと、木材の繊維が損傷し、ひび割れ・裂けが起きます。

特に北面・軒下など常に湿気にさらされている木部では、この凍害の影響が顕著です。

木部塗料の種類——「浸透型」vs「造膜型」

浸透型(含浸タイプ)——大月市での木部塗装に推奨

浸透型塗料は木材の内部に浸透して保護する塗料です。木材表面に硬い塗膜を形成しないため、木材の膨張・収縮に対する追従性が非常に高く、剥がれが起きにくい特徴があります。

木目・木の質感を活かした仕上がりになり、自然な外観が好まれる方に適しています。

主な浸透型木部塗料の特徴:
防腐剤入り木材保護塗料(キシラデコール・ノンロット等):防腐・防カビ・防虫成分が木材内部に浸透し、腐食を防ぎます。大月市の多湿・凍害環境での木部保護に最も適した選択です。
木材専用オイル系塗料:天然油脂が主成分で、木材を内部から保護しながら木目を際立たせます。

造膜型——木部には基本的に不向き

造膜型塗料(アクリル・シリコン・ウレタンなど)は外壁材の表面に塗膜を形成します。コンクリート・モルタル・サイディングには適していますが、木材には基本的に向いていません。

木材の膨張・収縮で塗膜が割れ・剥がれやすく、剥がれた塗膜の下から腐食が進む「密閉腐食」が起きるリスクがあります。

ただし、木部でも「木目を隠して塗りつぶす」デザインを希望する場合は、木部専用の造膜型塗料(木部専用ウレタン等)を使うことがあります。この場合は適切な下塗り・厚膜施工が必要です。

大月市での木部塗装で特に重要な3つのポイント

ポイント①:ケレン作業(旧塗膜の徹底除去)

木部塗装で最も重要な下地処理が「ケレン」です。既存の剥がれかけた塗膜を研磨機・スクレーパー・サンドペーパーで徹底的に除去します。

剥がれかけた塗膜の上から新しい塗料を塗っても、すぐに既存塗膜ごと剥がれます。大月市の木部では特に、凍害・吸水による塗膜の浮き・膨れが多いため、ケレンが工事品質を大きく左右します。

費用節約のためにケレンを手抜きする業者がいますが、この手抜きが数年後の早期剥がれの最大原因になります。「ケレン作業はどの程度行いますか?」と業者に確認してください。

ポイント②:防腐・防カビ・防虫の下地処理

大月市の多湿環境では、木材が腐朽菌・カビ・シロアリのリスクにさらされます。特に腐食が一度始まると急速に広がるため、予防的な処理が重要です。

防腐剤・防カビ剤を下地として塗布してから仕上げ塗装を行うことで、木材の長期間保護が可能になります。


ポイント③:腐食部分の適切な処置

腐食が進んでいる木部をそのまま塗装しても、腐食は内部から進み続けます。腐食部分は適切な処置が必要です。

軽微な表面腐食:防腐剤を浸透させてから塗装で対処可能
中程度の腐食:腐食した部分を削り取り、木材補修剤で充填してから塗装
深刻な腐食:腐食した部材の部分交換または全交換が必要

腐食の程度は専門家が実際に触れて確認しないと正確に判断できません。診断時に「腐食している箇所があるか・程度はどうか」を確認してもらうことをお勧めします。

大月市での木部別の塗装ポイント

破風板・軒天の塗装

破風板(屋根の妻側の板)・軒天(軒の裏側)は、直接雨に当たらないものの、湿気・結露の影響を受けやすい部位です。腐食・カビの発生が起きやすく、定期的な点検と塗装が必要です。

大月市では積雪による雪解け水が破風板に当たりやすいため、防水性の高い塗料の選定が重要です。

板張り外壁の塗装

板張り外壁は大月市の古民家・和風住宅に多く見られます。木目を活かしたい場合は浸透型の木材保護塗料・オイル系塗料が適しています。

板張り外壁は縦・横・斜めなど板の向きによって雨水の流れ方が異なり、水が溜まりやすい部分(板の合わせ目・下端)から腐食が始まるケースが多いです。

ウッドデッキの塗装

ウッドデッキは外壁と比べて特に過酷な環境にさらされます(直接の雨水・日射・踏みつけによる摩耗)。浸透型の木材保護塗料を使い、2〜3年に1回のメンテナンス塗装を行うことが木材を長持ちさせるコツです。

大月市での木部塗装費用の目安

木部塗装の費用は、木部の面積・腐食の程度・使用する塗料・ケレン作業の量によって大きく異なります。

部位・工事内容費用目安
破風板・軒天の塗装5万〜20万円
板張り外壁全面塗装(30〜40坪)60万〜150万円
ウッドデッキ塗装5万〜25万円
木製門扉・フェンス塗装3万〜10万円
腐食部分の補修(軽〜中程度)5万〜30万円
腐食部材の交換別途見積もり

足場が必要な場合は別途15万〜25万円程度かかります。外壁塗装・屋根塗装と同時施工で足場を共有すると節約できます。

よくある質問(FAQ)

Q. DIYで木部を塗装することはできますか?

A. 1階の手が届く範囲のウッドデッキ・木製フェンスであれば、DIYで塗装することは可能です。ただし、ケレン作業の徹底・防腐剤の使用・適切な塗料選定が品質を左右します。高所の木部(破風板・軒天・板張り外壁)はDIYでの施工は危険なため、専門業者への依頼をお勧めします。

Q. 木部の色を変えることはできますか?

A. はい。浸透型塗料でもさまざまな色が選べますが色のノリが悪いため浸透型の場合は同色か少し濃い色がおすすめです。ただし木目を完全に隠す「塗りつぶし」を希望する場合は造膜型塗料が必要です。また既存の浸透型塗料の上から造膜型を塗ると剥がれやすくなるため、既存の塗料の種類を確認してから塗料を選定します。

Q. ウッドデッキがかなり腐食しています。修理か撤去か、どちらが良いですか?

A. 腐食の程度・デッキの広さ・今後の使用頻度によります。部分的な腐食であれば腐食部分の交換・補修で延命可能ですが、全体的に腐食が進んでいる場合は解体・新設の方が経済的なことがあります。まず診断で腐食の範囲と程度を確認してからご提案します。

Q. 大月市の木造住宅の施工実績はありますか?

A. はい。大月市・都留市・富士吉田市の木造住宅・板張り外壁・木部塗装の施工実績が多数あります。凍害・多湿環境での木部保護のノウハウを持っています。

まとめ——大月市の木部塗装は「浸透型塗料+防腐処理+徹底したケレン」が三原則

大月市の木造住宅・木部塗装において最も重要なのは、木材の特性(膨張・収縮・吸水・腐食リスク)を理解した施工です。

「浸透型木材保護塗料の選択」「防腐・防カビ処理の徹底」「ケレン(旧塗膜除去)の徹底」
——この三原則を守ることで、大月市の厳しい気候条件の中でも木部を長期間保護できます。

富士吉田市・富士河口湖町・都留市・大月市など山梨県東部エリアで創業46年。株式会社西山建材工業は、2024年・2025年山梨県施工実績第1位を獲得。全国4,000社以上のアステックペイント加盟店の中でも、厳しい品質基準をクリアした「プロタイムズ」加盟店として、2026年5月セールスチャンピオンズカップ全国第1位、甲信越・北陸エリアでは2026年4月・5月の2大会連続第1位を受賞。さらにアステックペイント全国施工実績10位以内の実績を誇る、地域密着の外装リフォーム専門店です。

木部の診断から塗装・補修まで一貫して対応しています。まずは無料診断からお気軽にどうぞ。

✅ 木部専用塗料(浸透型・防腐処理込み)での施工
✅ 腐食部分の的確な診断と補修提案
✅ ケレン作業を徹底した下地処理
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執筆者: 株式会社西山建材工業 代表取締役 西山飛翔 (一級塗装技能士・二級建築施工管理技士・外装劣化診断士)

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