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こんにちは!

株式会社西山建材工業、プロタイムズ富士吉田店の勝又空龍です。

今回は、富士吉田市で施工している住宅の屋根・外壁塗装工事から、塗装前に行った高圧洗浄と下地の確認についてご紹介します。

塗装工事というと、ローラーで塗料を塗っている場面を思い浮かべる方が多いと思います。

しかし、塗料をきれいに仕上げ、長持ちさせるためには、塗装前の高圧洗浄と下地処理がとても重要です。

今回のお住まいでは、屋根や外壁の色あせ、コケ、カビ、チョーキング、ひび割れ、ツタの付着などが確認できました。

今回のお住まいの屋根と外壁

【写真①:足場設置後の建物全体】

今回のお住まいの屋根は、スレート屋根です。

外壁には、3×10板(さんとうばん)のリシン吹付仕上げと、アクセントとして窯業系サイディングが使われていました。

同じ建物でも、屋根や外壁の素材、劣化状態によって、洗浄するときの水圧やノズルの距離、当て方を調整する必要があります。

汚れを落とすために強い水圧を当てればよいわけではありません。傷んでいる部分に強い圧力を当てると、外壁をさらに傷めたり、建物内部へ水が入ったりする可能性があるためです。

スレート屋根には色あせと汚れが見られました

【写真②:洗浄前のスレート屋根】

施工前のスレート屋根には、全体的な色あせや汚れが見られました。

スレート屋根の表面は、長年にわたり紫外線や雨風を受け続けます。塗膜の防水性が低下すると、水分や汚れが付着しやすくなり、コケやカビが発生する原因にもなります。

今回の屋根には太陽光パネルも設置されているため、パネルの周辺や屋根材との取り合い部分も確認しながら作業しました。

15MPaの業務用高圧洗浄機で洗浄します

【写真③:スレート屋根を高圧洗浄している様子】

西山建材工業では、15MPa、約150キロ圧の業務用高圧洗浄機を使用しています。

屋根の高い位置から低い位置へ順番に洗浄し、表面に付着している汚れやコケ、劣化した古い塗膜を落としていきます。

今回の屋根では、スレート屋根の重なり部分へ水を強く押し込まないよう、ノズルの向きと距離に注意しました。

また、屋根材の割れや傷み、太陽光パネル周辺の状態も確認しながら作業しています。

塗装前の洗浄が不十分だと、汚れや弱くなった古い塗膜の上から塗装することになります。その場合、新しい塗料が下地にしっかり密着せず、早期の剥がれや膨れにつながる可能性があります。

見えなくなる工程ですが、塗装の仕上がりと耐久性を左右する大切な作業です。

北面にはツタが広範囲に付着していました

【写真④:北面の外壁にツタが付着している状態】

外壁の北面には、ツタが広い範囲にわたって付着していました。

ツタは壁に沿って伸びるため、遠くから見ると簡単に取れそうに見えます。しかし、細い根や吸着部分がリシン吹付面の細かな凹凸に入り込んでいることがあります。

表面のツタだけを取り除いても、細かな付着物が外壁に残ったままでは、その上から塗る塗料の密着に影響します。

今回は、ツタの付着が特にひどかった北面に植物性洗浄剤を使用し、外壁の状態を確認しながら洗浄しました。

【写真⑤:外壁を高圧洗浄している様子】

リシン吹付仕上げは表面に細かな凹凸があるため、くぼみに汚れが残らないように注意して洗浄します。

一方で、劣化している部分へ強い水圧を近距離から当てると、既存の仕上げを傷めることがあります。外壁の状態に合わせて、ノズルとの距離や水圧のかけ方を調整しました。

ベランダ周辺の破損部分は漏水に注意しました

【写真⑥:ベランダ周辺の外壁に欠損とコケが見られる状態】

ベランダ周辺の窯業系サイディングには、表面の剥がれや欠損が見られました。

下部にはコケも発生しており、水分の影響を受けていることが分かります。

外壁が破損している部分に通常どおり高圧の水を当てると、破損部分から水が入り込む可能性があります。そのため、傷んでいる箇所を避けながら、距離と角度を調整して慎重に洗浄しました。

サッシ周辺も同様に、室内への漏水を防ぐため、水を下から上へ押し込まないように注意しています。

外壁のひび割れも洗浄前に確認します

【写真⑦:リシン吹付壁に発生しているひび割れ】

リシン吹付仕上げの外壁には、ひび割れも確認できました。

高圧洗浄を始める前に、外壁のどこにひび割れや欠損があるのかを確認しておくことが大切です。

事前に状態を確認していれば、傷んでいる部分へ強い水圧を直接当てることを避けられます。

ひび割れは、見た目だけで判断せず、クラックスケールを使用して幅を確認します。

ひび割れの幅や深さ、発生している場所によって、補修方法が変わるためです。

高圧洗浄は汚れを落とす工程ですが、同時に外壁や屋根の状態を再確認する機会でもあります。洗浄によって汚れが取れると、それまで見えにくかった細かなひび割れや塗膜の傷みが分かることもあります。

近隣や玄関、植木にも配慮して作業しました

高圧洗浄では、汚れを含んだ水が周囲へ飛散します。

作業前には足場のメッシュシートを確認し、近隣住宅や道路へ洗浄水が飛ばないように注意しました。

玄関や土間、植木、窓、換気口なども確認し、お客様の生活に支障が出ないように作業を進めています。

作業後は、外壁だけでなく、窓やサッシ、玄関、土間などに汚れが残っていないかも確認します。

洗浄後は十分に乾燥させます

高圧洗浄が終わった直後の屋根や外壁には、水分が残っています。

水分が十分に乾いていない状態で下塗りを行うと、塗料の密着不良や膨れ、剥がれにつながる可能性があります。

そのため、天候、気温、湿度、日当たり、外壁の状態を確認し、十分に乾燥させてから次の工程へ進みます。

工期を急ぐために、乾燥が不十分な状態で塗装することはありません。

今日の空龍のひと言

今回の現場では、北面に付着していたツタと、ベランダ周辺の外壁の破損に特に注意しました。

ツタがある部分は、表面だけを見て終わりにせず、リシンの凹凸に付着物が残っていないかを確認しました。

また、外壁の欠損部分やひび割れ、サッシ周辺へ水を押し込まないように、ノズルの角度と距離を調整しながら洗浄しました。

高圧洗浄は、完成後には見えなくなる工程です。しかし、これから行う下地補修や塗装を長持ちさせるために欠かせません。

次回は、今回確認した外壁のひび割れや欠損部分を、塗装前にどのように補修するのかをご紹介します。

富士吉田市、富士河口湖町、都留市、大月市などで、屋根や外壁の色あせ、コケ、カビ、ひび割れが気になっている方は、お気軽にご相談ください。

建物の状態を確認し、必要な工事を分かりやすくご説明します。

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執筆者: 株式会社西山建材工業 勝又空龍

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