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大月市で外壁にコケ・藻が生えやすい理由と正しい対処法|放置が招く塗膜破壊のメカニズム
2026.07.16
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「外壁の北側が緑色になってきた」「雨が続いた後に黒っぽい汚れが出てきた」
——大月市で外壁にコケ・藻の発生を経験した方は多いはずです。
コケ・藻は見た目の問題だけではありません。外壁塗膜を内部から侵食し、防水性を低下させ、ひいては外壁材の腐食・建物への雨水浸入という深刻な問題につながります。そして大月市の気候条件は、コケ・藻にとって非常に繁殖しやすい環境を作り出しています。
この記事では、コケ・藻がなぜ大月市で生えやすいのか、放置するとどんな被害が起きるのか、そして正しい除去・再発防止の方法を詳しく解説します。
コケ・藻・カビの違いを知る
まず、外壁に発生する「緑色・黒色の汚れ」の正体を整理します。
コケ(苔)

緑色〜茶色の植物の一種。湿気の多い場所・日陰に生えやすく、大月市では北面・東面・軒下に多く見られます。コケは仮根(根に似た構造)を持ち、外壁表面に食い込んで固着します。高圧洗浄で除去できますが、根が深く食い込んだ場合は薬剤処理が必要です。
藻(アオノリ・緑藻など)

緑色の藻類で、水分・光がある環境で繁殖します。コケより根が浅いため除去はコケより容易ですが、繁殖速度が速いです。大月市の湿気の多い環境では、外壁全体に広がることがあります。
カビ(黒カビなど)
黒色〜黒褐色の真菌。湿気の多い場所に発生し、外壁だけでなく室内にも影響することがあります。アレルギーの原因にもなるため、早期の除去が重要です。

なぜ大月市はコケ・藻が生えやすいのか——5つの気候的要因
①桂川沿いの多湿環境
大月市の中心部は桂川(相模川上流)沿いの谷地形に位置しています。川からの水蒸気・朝晩の霧が外壁表面を湿った状態にし続けます。コケ・藻の繁殖には「水分」が最も重要な条件であり、この多湿環境は繁殖に最適な条件を提供しています。

②山に囲まれた日照条件の偏り
周囲を山に囲まれた大月市では、方角・地形によって日照時間に大きな差があります。北面・東面・建物が東側の山の影に入る部分は、日照時間が特に短くなります。日光に当たらない面は乾燥が遅く、湿った状態が長時間続くため、コケ・藻が特に発生しやすくなります。
③冬の積雪後の高湿度
冬の積雪が融けた後、外壁面が高湿度にさらされる期間があります。積雪量・融雪期間が長い大月市では、この「融雪期間の高湿度」がコケ・藻の繁殖を促進します。

④塗膜劣化による吸水性の上昇
塗膜が経年劣化してチョーキング状態になると、外壁材が直接水分を吸収しやすくなります。この吸水した水分がコケ・藻の養分と繁殖場所を提供します。つまり、コケ・藻の発生は「塗膜劣化が進んでいるサイン」でもあります。
⑤排気ガス由来の有機物の付着
中央自動車道・国道20号沿いの大月市では、排気ガスに含まれる有機物が外壁に付着しやすいです。これがコケ・藻の栄養源になり、繁殖を促進する側面があります。
コケ・藻を放置するとどうなるか——段階別の被害
コケ・藻を「汚いけど、まあいいか」と放置することが、どれほど危険かを段階別に説明します。
第1段階:塗膜への侵食(外観の問題のみ)
コケ・藻が発生し始めた初期段階では、主に外観の問題です。ただしこの段階でも、コケの仮根が塗膜に食い込み始めており、見た目以上に塗膜は傷み始めています。
この段階であれば高圧洗浄で除去でき、防カビ・防藻機能のある塗料への塗り替えで再発を防止できます。
第2段階:塗膜の防水性低下(本格的な被害の始まり)
コケ・藻の根が塗膜を貫通し始めると、塗膜の防水性が局所的に失われます。この状態で雨が降ると、コケ・藻の生えている部分から外壁材に水分が浸透します。
大月市の冬季には、浸透した水分が凍結・膨張を繰り返すことで、外壁材の内部破壊(凍害)が進みます。コケ・藻が多い北面・日陰部分での凍害被害が特に深刻になりやすいです。
第3段階:外壁材の腐食・構造材への影響(大規模修繕が必要)
水分が外壁材を通過して壁の内部に浸透すると、断熱材の劣化・木材の腐食・シロアリ被害のリスクが生じます。この段階では外壁塗装だけでは対処できず、外壁材の交換や内部補修が必要になることがあります。
修繕費用は塗装単独(80万〜130万円)から、外壁材交換を含む修繕(数百万円以上)へと大幅に増加します。
コケ・藻を発見したら早期に対処することが、修繕費用を最小限に抑える唯一の方法です。
正しいコケ・藻の除去方法
方法①:高圧洗浄
初期〜中期のコケ・藻であれば、高圧洗浄による除去が基本です。ただし、洗浄圧力が高すぎると塗膜を傷めたり、外壁の隙間に水が浸入したりするリスクがあります。
適切な圧力(15MPa程度)での洗浄が必要であり、家庭用の高圧洗浄機では圧力が不足するか逆に高すぎるケースがあります。専門業者による適切な圧力での洗浄をお勧めします。
方法②:バイオ洗浄(防カビ・防藻薬剤処理)
コケ・藻の根が深く食い込んでいる場合や、広範囲に繁殖している場合は、殺菌・除藻剤を塗布してから高圧洗浄する「バイオ洗浄」が有効です。

薬剤がコケ・藻の根まで浸透して死滅させるため、高圧洗浄だけより確実な除去ができます。バイオ洗浄後に外壁塗装を行うことで、再発を長期間抑制できます。
間違った対処法
・塩素系漂白剤での拭き取り:外壁素材を傷める可能性があります。また根が残るため再発が早いです。
・強力なブラシでのこすり洗い:塗膜を傷め、かえって水分が浸透しやすくなります。
・自分でのぼって除去:高所作業は転落リスクが高く非常に危険です。
再発防止——コケ・藻が生えにくい塗料選び
コケ・藻を除去した後、再発を防ぐための塗料選びが重要です。
防カビ・防藻機能のある塗料
多くの塗料メーカーが防カビ・防藻成分を配合した塗料を製造しています。これらの塗料は、コケ・藻の繁殖を抑制する成分が塗膜に含まれており、再発を長期間防ぎます。
ただし、効果の持続期間は塗料グレード・使用環境によって異なります。大月市の多湿環境では、防カビ・防藻機能が高いフッ素系・無機系グレードを選ぶことで、長期間の再発防止が期待できます。
光触媒塗料によるセルフクリーニング効果
光触媒機能のある塗料は、太陽光(紫外線または可視光)の作用で外壁に付着した汚れ・コケの前駆体を分解する効果があります。雨水で洗い流されることで、外壁の自浄作用が働きます。
ただし「光触媒塗料」と称する製品でも、使用している素材(酸化チタン系か酸化タングステン系)・配合量によって性能に大きな差があります。大月市の北面のような日照が少ない面では、紫外線だけでなく可視光でも反応する酸化タングステン系の光触媒が有効です。
透湿性塗料で外壁内部の湿気を逃がす
大月市の多湿環境では、外壁内部に湿気が溜まりやすい状態になります。透湿性塗料を使うことで、内部の湿気を外に逃がしながら雨水の浸入を防ぐことができます。これにより外壁材の「呼吸」が確保され、コケ・藻の繁殖に必要な水分を外壁表面に留めにくくします。
大月市でコケ・藻が多い箇所と確認方法
以下の箇所は特にコケ・藻が発生しやすいため、定期的な確認をお勧めします。
・北面・北東面:日照時間が最も少ない面
・軒下・庇(ひさし)の下:雨で濡れることは少ないが湿気がこもりやすい
・雨水が流れやすい箇所の下部:水分が常に供給される
・木や植栽が外壁に近い箇所:植物からの湿気・落ち葉による有機物供給
・換気口・エアコン室外機の周辺:結露・湿気が発生しやすい
地上から確認しにくい2階以上の外壁・屋根については、ドローン診断が有効です。

よくある質問(FAQ)

Q. コケ・藻が生えているだけで外壁塗装は必要ですか?
A. コケ・藻の発生量・外壁の状態によります。表面のみに薄く発生している段階であれば、バイオ洗浄だけで対応できる場合もあります。しかしコケ・藻の発生は塗膜劣化のサインであることが多く、専門家による診断で塗膜の状態を確認することをお勧めします。診断の結果「今すぐ塗装が必要か・洗浄だけで良いか」を判断します。
Q. 自分でコケを除去することはできますか?
A. 1階の手が届く範囲であれば、ホームセンターで購入できる外壁用洗浄剤・ブラシで軽度のコケを除去することは可能です。ただし、過度に強く擦ると塗膜を傷めること、塩素系漂白剤は外壁素材を傷める可能性があること、高所作業は転落リスクがあることに注意が必要です。広範囲・深刻なコケには専門業者への依頼をお勧めします。
Q. コケ・藻が発生しないような外壁にすることはできますか?
A. 完全にゼロにすることは難しいですが、防カビ・防藻機能のある高グレード塗料の使用・光触媒コーティングの施工・外壁の色選び(コケが目立ちにくいグレー系など)の工夫で、発生を大幅に遅らせることはできます。
Q. コケが生えている外壁を今すぐ洗浄するだけでは不十分ですか?
A. 洗浄でコケを除去しても、塗膜が劣化した状態では数ヶ月〜1年以内に再発します。根本的な解決には、塗膜の防水性・防カビ・防藻機能を回復させる塗装が必要です。
まとめ——コケ・藻の早期発見・早期対処が建物を長く守る
大月市の多湿環境・日照条件は、コケ・藻の発生を避けにくい環境を作り出しています。発見した段階でバイオ洗浄・防カビ塗料での再塗装を行うことが、外壁材の腐食・凍害被害・大規模修繕という最悪のシナリオを防ぐ最善の方法です。
「少し気になるけど、まだ大丈夫かな」という段階こそ、最もコストをかけずに対処できるタイミングです。
富士吉田市・富士河口湖町・都留市・大月市など山梨県東部エリアで創業46年。株式会社西山建材工業は、2024年・2025年山梨県施工実績第1位を獲得。全国4,000社以上のアステックペイント加盟店の中でも、厳しい品質基準をクリアした「プロタイムズ」加盟店として、2026年5月セールスチャンピオンズカップ全国第1位、甲信越・北陸エリアでは2026年4月・5月の2大会連続第1位を受賞。さらにアステックペイント全国施工実績10位以内の実績を誇る、地域密着の外装リフォーム専門店です。
コケ・藻の状態診断から洗浄・再塗装まで一貫して対応しています。まずは無料診断からお気軽にご相談ください。
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執筆者: 株式会社西山建材工業 代表取締役 西山飛翔 (一級塗装技能士・二級建築施工管理技士・外装劣化診断士)


