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「水性塗料と油性(溶剤)塗料、どちらが良いですか?」
——外壁塗装を検討しているお客様からよく聞かれる質問です。

かつては「水性塗料は弱い・油性塗料の方が長持ちする」というイメージがありましたが、現在の水性塗料の技術は大きく進歩しており、品質面での差はほとんどなくなっています。むしろ、環境・安全性・臭気の面では水性塗料が優れている点が多くあります。

富士吉田市・富士河口湖町・都留市・大月市など山梨県東部エリアで創業46年の西山建材工業(プロタイムズ富士吉田店)が、水性塗料のメリット・デメリット・溶剤塗料との違い・選び方を正直に解説します。

水性塗料とは

水性塗料は、水を溶媒(希釈剤)として使用する塗料です。塗料の中の樹脂成分が水に分散・溶解した状態になっており、乾燥すると水分が蒸発して塗膜が形成されます。

主な特徴:臭気が少ない・引火性がない・VOC(揮発性有機化合物)の排出が少ない・希釈に水を使う

溶剤塗料(油性塗料)とは

溶剤塗料は、有機溶剤(シンナーなど)を溶媒として使用する塗料です。有機溶剤が蒸発することで塗膜が形成されます。

主な特徴:臭気が強い・引火性がある・乾燥が速い・低温環境でも塗膜形成しやすい・VOC排出量が多い

品質の差はほぼなくなっている

かつては「溶剤塗料の方が密着性・耐久性が高い」と言われていましたが、現在の水性塗料は樹脂技術の進歩により溶剤塗料と同等以上の性能を持つ製品が多くあります。アステックペイント・日本ペイント・エスケー化研など主要メーカーの高グレード水性塗料は、溶剤塗料と遜色ない耐用年数・付着性を実現しています。

水性塗料の6つのメリット

①臭気が少なく近隣・家族への配慮ができる

水性塗料は有機溶剤を使わないため、施工中の臭気が溶剤塗料と比べて大幅に少ないです。富士吉田市・大月市・都留市のような住宅密集地では、近隣への臭気の配慮が重要です。また、小さなお子様・アレルギーをお持ちの方・ペットがいるご家庭では、臭気の少ない水性塗料が安心です。

②VOC(揮発性有機化合物)の排出が少ない

有機溶剤から揮発するVOCは、シックハウス症候群・大気汚染の原因になるとされています。水性塗料はVOCの排出量が溶剤塗料より大幅に少なく、環境への負荷が低いです。

③ナフサ不足の影響を受けにくい

現在深刻化している中東情勢・ナフサ不足の影響は、有機溶剤を大量に使用する溶剤塗料に大きく出ています。水性塗料は有機溶剤の使用量が少ないため、原材料調達の面で比較的安定しています。

④火災リスクが低い

有機溶剤は引火性があり、施工中の火気取り扱いに注意が必要です。水性塗料は引火性がなく、施工中の火災リスクが低いため、工場・倉庫など火気管理が必要な施設での外壁塗装に適しています。

⑤工具・道具の洗浄が水で行える

水性塗料はハケ・ローラーなどの塗装道具を水で洗浄できます。溶剤塗料は有機溶剤で洗浄する必要があり、廃液処理にコストがかかります。

⑥技術の進歩で耐久性・密着性が向上

現在の高品質な水性塗料はシリコン系・フッ素系・無機系いずれのグレードでも、溶剤塗料と同等以上の耐用年数・付着性を実現しています。「水性だから弱い」という考え方は過去のものです。

水性塗料のデメリット・注意点

正直にデメリットもお伝えします。

①低温・多湿環境での乾燥が遅くなる

水性塗料は気温が低い(5℃以下)・湿度が高い環境では乾燥・硬化に時間がかかります。富士吉田市・大月市・都留市のような寒冷地での冬季施工では、溶剤塗料の方が低温環境での塗膜形成に有利な場合があります。

春・秋の施工であれば水性塗料でも問題ありませんが、施工時期の気候条件を考慮した塗料選定が重要です。

②旧塗膜・素材によって密着性の確認が必要

既存の溶剤系塗料の上に水性塗料を塗る場合、密着性の確認が必要です。適切な下塗り(プライマー)の選定で解決できるケースがほとんどですが、専門家による判断が必要です。

③製品によって品質差がある

「水性塗料」と一口に言っても、安価な製品から高品質なプロ仕様まで品質差が大きいです。「水性だから安い」というイメージで安価な製品を選ぶと耐用年数が短くなります。塗料のメーカー・グレード・品番を必ず確認してください。

富士吉田市・大月市・都留市での水性塗料の選び方

施工時期を考慮する

富士吉田市・大月市・都留市の冬季(12〜2月)は低温のため水性塗料の施工に不向きです。3〜11月の施工であれば水性塗料の選択肢が広がります。

グレードは妥協しない

水性塗料でも耐用年数12〜15年のフッ素系・15年以上の無機系は存在します。「水性だからシリコン系で十分」ではなく、建物の状況・長期計画に合ったグレードを選んでください。

透湿性塗料を選ぶ

サイディング外壁には透湿性の高い水性塗料が適しています。外壁内部の湿気を逃がしながら防水性を確保できる透湿性塗料を選ぶことで、塗膜の膨れ・剥がれを防げます。

よくある質問(FAQ)

Q. 水性塗料と溶剤塗料、どちらが長持ちしますか?
A. 現在の高品質水性塗料は溶剤塗料と同等の耐用年数を持つ製品がほとんどです。グレード(シリコン・フッ素・無機)による差のほうが耐用年数への影響が大きいです。

Q. 富士吉田市の冬でも水性塗料は使えますか?
A. 気温5℃以下では水性塗料の乾燥・硬化が適切に行えないため、冬季施工には向きません。富士吉田市では12〜2月を避けた施工をお勧めします。

Q. 溶剤塗料の方が密着性が高いと聞きましたが本当ですか?
A. かつてはそういわれていましたが、現在の高品質水性塗料は適切な下塗り(プライマー)の使用で溶剤塗料と同等の密着性を実現できます。素材・既存塗膜の状況に応じた下塗り選定が重要です。

Q. 水性塗料の方が安いですか?
A. 必ずしもそうではありません。高品質な水性フッ素塗料・水性無機塗料は溶剤系と同価格帯です。塗料のコストは「水性か溶剤か」より「グレード(シリコン・フッ素・無機)」で決まります。

Q. 富士吉田市・大月市・都留市での施工で水性・溶剤どちらが多いですか?
A. 環境・臭気への配慮から水性塗料の採用が増えています。施工時期・素材・状況に合わせてご提案します。

まとめ——「水性 vs 溶剤」より「グレード選び」が重要

水性塗料・溶剤塗料の選択は、施工時期・素材・臭気への配慮・現在の塗料不足状況などを考慮して判断すべきものです。「どちらが良いか」より「いつ・何に・どんな目的で使うか」が重要な判断軸です。

富士吉田市・富士河口湖町・都留市・大月市など山梨県東部エリアで創業46年の西山建材工業は、2024年・2025年ともに山梨県施工実績1位、アステックペイントゴールド加盟店として全国施工実績10位以内を達成しました。

水性・溶剤どちらの塗料も在庫を確保しており、建物の状況に合わせて最適な塗料をご提案します。お気軽にご相談ください。

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執筆者: 株式会社西山建材工業 代表取締役 西山飛翔 (一級塗装技能士・二級建築施工管理技士・外装劣化診断士)

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