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大月市のモルタル外壁塗装完全ガイド|ひび割れ補修・工法・費用・業者選びまで徹底解説
2026.07.18
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大月市には築30年以上の住宅が多く、そのほとんどがモルタル外壁(セメント・砂・水を混ぜて左官職人が塗り上げた外壁)の建物です。モルタル外壁は重厚感・耐火性・デザインの自由度が高い反面、経年によるひび割れが避けられず、定期的な補修と塗装が必要です。
特に大月市の凍害環境では、モルタル外壁のひび割れが平地より速いスピードで進行します。「少し前まで細かいひび割れだったのに、今年の春は大きなひび割れになっていた」という声は、大月市では珍しくありません。
この記事では、大月市のモルタル外壁に特有のひび割れ問題・補修工法・適切な塗料選び・費用相場を詳しく解説します。
富士吉田市・富士河口湖町・都留市・大月市など山梨県東部エリアで創業46年の西山建材工業(プロタイムズ富士吉田店)が、現場で蓄積した知識をお伝えします。
モルタル外壁とは——大月市に多い理由
モルタル外壁とは、セメント・砂・水を混ぜたモルタルを外壁下地(ラス網)に職人が手で塗り上げた外壁です。仕上げ方によってリシン吹き付け・スタッコ・砂壁など様々なテクスチャーになります。
大月市で多い理由は、バブル期以前(1970〜1990年代)に建てられた住宅に広く採用されており、築30〜50年の住宅が多い大月市では主流の外壁材になっているからです。
サイディングとの違い
現在の新築住宅では窯業系サイディングが主流ですが、モルタル外壁はサイディングとは異なる特性を持ちます。
・水分の吸収性:モルタルは多孔質のため、塗膜が劣化すると水分を大量に吸収します。大月市の凍害環境ではこれが深刻な問題になります。
・乾燥収縮によるひび割れ:モルタルは施工後の乾燥過程で収縮するため、ひび割れが発生しやすい特性があります。
・下地との一体性:左官工事で直接塗り上げるため、下地(木材・鉄骨)の動きがモルタルに伝わりやすく、建物の揺れ・沈下でひび割れが起きることがあります。
大月市のモルタル外壁で特に深刻な「凍害ひび割れ」

大月市のモルタル外壁で最も深刻な問題は、凍害によるひび割れの急速な進行です。
凍害ひび割れのメカニズム
モルタル外壁の塗膜が劣化すると、雨水・結露がモルタル本体に吸収されます。大月市の冬季には、この水分が夜間に凍結・膨張し、日中に融解するサイクルを繰り返します。
モルタルは引張強度が低いため、凍結膨張の力に対抗できず、内部から割れていきます。この凍害ひび割れの特徴は「一度始まると急速に拡大する」ことです。秋に「まだ細いひび割れ」だったものが、一冬後には「指が入るほどの幅になった」というケースも珍しくありません。
大月市特有の進行スピード
凍害ひび割れは、気温がマイナスになる日数・水分の吸水量に比例して進行します。大月市の冬季は最低気温がマイナスになる日が多く、かつ多湿環境でモルタルの吸水量も多いため、他のエリアより凍害ひび割れの進行が速い傾向があります。
平地での「まだ様子を見ましょう」というアドバイスが、大月市では「今シーズン中に補修してください」というアドバイスに変わることがある理由がここにあります。
モルタル外壁のひび割れの種類と危険度

すべてのひび割れが同じ危険度ではありません。ひび割れの種類と危険度を正しく理解することが、適切な補修タイミングの判断につながります。
ヘアクラック(軽微)——幅0.2mm未満
非常に細い、まるで髪の毛のようなひび割れです。モルタル外壁では乾燥収縮による表面クラックとして広く見られます。雨水浸入リスクは低いですが、大月市の凍害環境では放置すると拡大するため、次の塗装時に弾性フィラーで充填することをお勧めします。
対応:次回塗装時に弾性フィラー充填→弾性塗料で塗装
構造クラック(要注意)——幅0.3mm以上
雨水浸入のリスクが生じるひび割れです。大月市ではこのレベルのひび割れを放置すると、一冬で凍害により急速に拡大します。補修工法は幅・深さ・位置によって異なります。
・Uカットシール工法:ひび割れをU字型に削り直し、弾力性のあるシーリング材を充填する工法。ひび割れの動きに追従できるため、再発しにくい。
・エポキシ樹脂注入工法:ひび割れ内部に低粘度エポキシ樹脂を注入して固める工法。強度が高く、主に動きのないひび割れに適している。
対応:Uカットシール工法またはエポキシ樹脂注入→塗装

貫通クラック・段差クラック(緊急)——外壁材を貫通するもの
外壁を貫通しているひび割れ・段差や水平方向のずれを伴うひび割れは、建物の構造的な問題(基礎の沈下・木材の腐食・鉄筋の膨張)が関係している可能性があります。
この種のひび割れは「外壁の塗装・補修」だけでは対処できない場合があり、建物全体の調査が必要です。
対応:建物全体の調査→原因特定→構造的な補修→外壁補修・塗装
モルタル外壁の塗装に適した塗料と工法
弾性塗料が基本——なぜ必要か

モルタル外壁の塗装には、弾性機能を持つ塗料の使用が基本です。弾性塗料は塗膜に伸縮性があり、モルタルの微細なひび割れの動きに追従して塗膜が割れにくくなります。
特に大月市の大きな寒暖差によるモルタルの膨張・収縮に対して、弾性塗料の追従性は重要な役割を果たします。
弾性塗料には以下の種類があります。
・単層弾性塗料:1回の施工で弾性機能を持つ厚い塗膜を形成。工程が少なくコストを抑えられる。
・複層弾性塗料(弾性Fシリーズなど):下地調整材→主材→仕上げ材の3層構造。高い弾性機能と耐久性を兼ね備える。
透湿性塗料の必要性
大月市の多湿環境では、モルタル内部に溜まった湿気が出口を求めて塗膜を内側から押し上げるリスクがあります(塗膜の膨れ)。透湿性のある塗料(湿気は通すが雨水は防ぐ)を使うことで、この問題を防ぐことができます。
透湿性のない塗料をモルタル外壁に使うと、数年後に塗膜の膨れ・剥がれとして現れます。
仕上げテクスチャーの選択

モルタル外壁の塗り替えでは、仕上げのテクスチャーも選択できます。
・リシン吹き付け:細かい骨材入りの仕上げ。既存のリシン仕上げに合わせた塗り替えが多い。
・スタッコ仕上げ:厚みのある骨材入り仕上げ。重厚感があるが汚れが溜まりやすい。
・フラット仕上げ:平滑な仕上げ。汚れが溜まりにくく、セルフクリーニング機能のある塗料と相性が良い。
大月市のモルタル外壁塗装の費用相場——2026年版
モルタル外壁の塗装費用は、ひび割れの補修範囲・使用塗料のグレード・建物の規模によって大きく異なります。
ひび割れ状況別の費用目安(延床面積30〜40坪の住宅)
| ひび割れの状況 | 補修方法 | 塗装費用目安(足場別) |
|---|---|---|
| ヘアクラック中心・軽微 | 弾性フィラー充填 | 80万〜130万円前後 |
| 構造クラックが複数箇所 | Uカット・エポキシ注入 | 100万〜160万円前後 |
| 広範囲に構造クラック | 大規模補修+塗装 | 150万〜250万円前後 |
足場費用(15万〜25万円)が別途かかります。屋根塗装と同時施工で足場を共有すると節約できます。
工期の目安
ヘアクラック中心の場合:15〜20日程度 構造クラック補修が多い場合:20〜30日程度(補修・乾燥時間が長くなる)
大月市のモルタル外壁で避けたい施工の落とし穴
落とし穴①:ひび割れを埋めずに塗装だけ行う
ひび割れを適切に補修せずに塗装だけ行っても、数年でひび割れが塗膜を突き破って再び現れます。特に大月市の凍害環境では、補修なしの塗装は意味をなさないケースがあります。
「安くするためにひび割れ補修を省略できませんか?」という質問をたまにいただきますが、省略した場合の早期再劣化リスクを考えると、省略するメリットはありません。
落とし穴②:弾性塗料を使わない
一般的な外壁用塗料(非弾性)をモルタル外壁に使うと、モルタルのひび割れに追従できず、塗装後数年で塗膜のひび割れ・剥がれが起きます。モルタル外壁には必ず弾性機能のある塗料を使ってください。
落とし穴③:透湿性のない塗料を使う
大月市の多湿環境ではモルタル内部に湿気が蓄積しやすく、透湿性のない塗料では塗膜の膨れ・剥がれが起きます。塗料の「透湿性」について業者に確認することをお勧めします。

よくある質問(FAQ)
Q. モルタル外壁をサイディングに張り替えることはできますか?
A. はい。モルタル外壁の外側にサイディングを重ね張りする「外壁カバー工法」も選択肢のひとつです。塗装より費用は高くなりますが、長期的なメンテナンスコストを考えると合理的な場合があります。ただしモルタルの状態によっては下地補修が先に必要なケースもあります。
Q. DIYでひび割れを補修することはできますか?
A. ヘアクラック程度であれば市販のコーキング材で表面処理することは可能です。ただし構造クラック・貫通クラックはDIYでは適切な補修が難しく、誤った方法で補修すると後の本格工事の際に問題になることがあります。素人判断が難しいひび割れは専門家に相談してください。
Q. 築40年のモルタル外壁ですが、塗装する価値がありますか?
A. 建物の構造が健全であれば、適切な補修・塗装で十分に延命できます。築年数より「建物の状態」が判断基準です。まず診断で現状を確認したうえで、最適な対処法をご提案します。
Q. 大月市でモルタル外壁の施工実績はありますか?
A. はい。大月市・都留市・富士吉田市エリアのモルタル外壁住宅での施工実績が多数あります。凍害による複雑なひび割れパターンへの対処経験を持っています。
まとめ——大月市のモルタル外壁は「凍害対応の専門知識」が必要
大月市のモルタル外壁は、凍害による急速なひび割れ進行という平地にはない特有の問題を抱えています。「とりあえず塗装だけ」では数年後に再劣化するリスクが高く、ひび割れの適切な補修→弾性・透湿性塗料での塗装という正しい手順が不可欠です。
大月市の凍害環境を熟知し、適切な補修工法・塗料選定ができる専門店に依頼することが、モルタル外壁を長持ちさせる最善の方法です。
富士吉田市・富士河口湖町・都留市・大月市など山梨県東部エリアで創業46年。株式会社西山建材工業は、2024年・2025年山梨県施工実績第1位を獲得。全国4,000社以上のアステックペイント加盟店の中でも、厳しい品質基準をクリアした「プロタイムズ」加盟店として、2026年5月セールスチャンピオンズカップ全国第1位、甲信越・北陸エリアでは2026年4月・5月の2大会連続第1位を受賞。さらにアステックペイント全国施工実績10位以内の実績を誇る、地域密着の外装リフォーム専門店です。
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執筆者: 株式会社西山建材工業 代表取締役 西山飛翔 (一級塗装技能士・二級建築施工管理技士・外装劣化診断士)


