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「工場の中が毎年夏に異常な暑さになる」「作業員が熱中症になりそうで怖い」——そう感じながらも、具体的な対策に踏み出せていない事業者の方は少なくありません。

しかし2024年、職場における熱中症対策はもはや「やれたらやる」ではなく、法的な義務となりました。対応が遅れている事業者には、労働基準監督署による指導・勧告の対象になるリスクがあります。

富士吉田市・富士河口湖町・都留市・大月市など山梨県東部エリアで創業46年、工場・倉庫・事業用建物の外装施工に対応してきた西山建材工業(プロタイムズ富士吉田店)が、義務化の内容・事業者リスク・そしてコスパの高い対策としての屋根遮熱塗装について解説します。

2024年義務化——何がどう変わったのか

改正労働安全衛生法とWBGT基準の義務化

2024年(令和6年)の法改正により、事業者は職場における熱中症予防のための措置を講じることが法的に義務付けられました。特に重要なのが、WBGT(暑さ指数)の管理義務化です。

WBGTとは、気温・湿度・輻射熱(周囲からの熱の放射)を組み合わせた「体感的な暑さの指標」です。この数値が一定の基準を超えた場合、事業者は作業の中断・休憩の確保・冷却設備の整備などの対策を取ることが求められます。

これまでは「努力義務」だったものが、明確な法的義務として位置づけられたことで、対応しない事業者は労働基準監督署の指導・勧告の対象になります。

対応しなかった場合の事業者リスク

熱中症対策の義務化に対応しなかった場合、以下のリスクが生じます。

・労働基準監督署による立入調査
・是正勧告:対策が不十分と判断された場合、是正勧告を受け、改善報告の提出が求められます。
・労災認定と損害賠償リスク:従業員が職場で熱中症になった場合、適切な対策を取っていなかった事    業者は安全配慮義務違反として損害賠償請求の対象になる可能性があります。
・社会的信用の低下:労災事故が発生した場合、取引先・採用活動への影響も無視できません。

「うちは今まで大丈夫だったから」という判断は、義務化後には通用しません。

富士吉田市・大月市・都留市の工場オーナーが今すぐ確認すべきこと

山梨県東部エリアの工場・倉庫は、富士山麓特有の夏の強い日射と、金属屋根・金属外壁からの輻射熱が重なりやすい環境にあります。平地の工場と比べて、屋根表面温度が上がりやすく、室内の体感温度が非常に高くなるケースが多いです。

まず確認すべきは「自社の作業環境のWBGT値が基準を超えていないか」です。簡易的なWBGT計測器は市販されており、現場での計測が推奨されています

工場・倉庫の暑さ対策——4つの選択肢を比較

工場・倉庫の暑さ対策として主に検討される方法を、費用・効果・持続性・節電効果の観点で比較します。

①クーラー・スポットクーラーの増設

工場全体に空調を導入する場合、初期費用は建物規模によりますが数百万円〜数千万円規模になることもあります。スポットクーラーは1台数万円〜で導入しやすい反面、局所的な冷却にとどまり工場全体の環境改善にはなりません。

また、稼働中は電気代が継続的にかかります。電気代の高騰が続く現在、空調増設は「ランニングコストが永続する対策」という側面があります。

②遮熱フィルム・断熱材の追加

屋根裏や壁面への断熱材追加は効果が高い反面、既存の建物への後付けは施工コストがかさみます。遮熱フィルムは窓ガラスへの施工には有効ですが、工場の暑さの主因である「屋根からの輻射熱」には直接対応できません。

③ミスト・換気設備の導入

ミスト装置や大型換気扇は比較的安価に導入できますが、根本的な熱源(屋根からの輻射熱)を解決しないため、効果には限界があります。高湿度環境では逆に不快感を増す場合もあります。

④屋根・外壁への遮熱塗装

比較まとめ(クーラー増設 / 遮熱フィルム / 遮熱塗装)

初期費用:高い(数百万〜)/ 中程度 / 比較的低い
ランニングコスト:高い(電気代)/ 低い / ほぼなし
効果の持続性:設備寿命まで / 数年〜10年 / 10〜15年
節電効果:なし(消費増)/ 小〜中 / 中〜大
屋根全体への対応:部分的 / 困難 / 全面対応可能
工事中の業務影響:中程度 / 中程度 / 小さい

遮熱塗装は「熱源そのものを抑える」アプローチのため、他の対策と組み合わせることで相乗効果が生まれます。

なぜ屋根遮熱塗装が工場・倉庫に有効なのか

金属屋根の表面温度は夏場に80℃を超えることがある

工場・倉庫で使われることの多いガルバリウム鋼板・折板屋根は、熱を吸収しやすい金属素材です。
夏の晴天時、無対策の金属屋根の表面温度は70〜80℃を超えることがあります。

この高温になった屋根面から、室内に向かって強烈な輻射熱(赤外線)が放射されます。
これが工場内の気温を押し上げ、空調をかけても「なかなか涼しくならない」状態を作り出す主因です。

つまり、工場の暑さの根本原因は「屋根からの輻射熱」であり、この熱源を断ち切ることが最も根本的な対策です。

遮熱塗装で表面温度を下げると室内がどう変わるか

遮熱塗料は、太陽光に含まれる近赤外線(熱線)を高い割合で反射することで、屋根表面の温度上昇を抑制します。高性能な遮熱塗料では、無塗装の金属屋根と比べて表面温度を20〜30℃程度低減できるケースがあります(塗料の種類・屋根材・試験条件による)。

屋根表面温度が下がると、室内への輻射熱が減少し、作業環境の体感温度が改善されます。また、室内温度が下がることで既存の空調の負荷が軽減され、電気代の削減にもつながります。

節電効果と投資回収の考え方

遮熱塗装による節電効果は、建物の規模・断熱状況・空調の使用状況によって異なりますが、空調電力の削減効果として10〜20%程度が期待できるケースがあります(建物条件による)。

たとえば、年間の空調電気代が100万円の工場で15%の削減効果があれば、年間15万円の節電になります。遮熱塗装の施工費用を仮に150万円とした場合、10年で投資を回収できる計算になります。さらに遮熱塗装の耐用年数は10〜15年のため、回収後は純粋なコスト削減が続きます。

クーラー増設のように「稼働するたびに電気代がかかり続ける」対策と異なり、遮熱塗装は「一度施工すれば持続的に効果を発揮する」投資型の対策です。

遮熱塗装の選び方——塗料の性能差に注意

近赤外線反射率が高い塗料を選ぶ

遮熱塗料の性能を表す指標として重要なのが近赤外線反射率です。太陽光のエネルギーの約50%を占める近赤外線をどれだけ反射できるかが、遮熱効果に直結します。

カタログに「遮熱塗料」と書いてあっても、近赤外線反射率のデータが記載されていない製品は、実際の効果を外部から確認できません。数値が明記されている製品・第三者機関の試験データがある製品を選ぶことが重要です。

試験データのない「遮熱塗料」に注意

「表面温度が〇℃下がる」「室内温度が〇℃改善される」という数値も、試験条件(屋根材の種類・日射量・気温・測定位置)によって大きく変わります。条件が明示されていない数値は、自社の建物に当てはまるとは限りません。

信頼できる遮熱塗料メーカーは、試験条件・使用した屋根材・測定方法を明示したデータを提供しています。業者に「どんな条件での数値ですか?」と確認できるかどうかが、誠実な業者かどうかの判断基準にもなります。

屋根カバー工法との組み合わせで断熱効果も

屋根の劣化が進んでいる場合、遮熱塗装だけでなく屋根カバー工法(既存屋根の上に新しい屋根材を重ねる工法)との組み合わせも有効です。断熱材を挟み込んだカバー工法と遮熱塗料を組み合わせることで、遮熱と断熱の両方の効果が得られ、夏の暑さだけでなく冬の寒さ対策にもなります。

富士吉田市・富士河口湖町のような寒暖差が大きいエリアでは、冬季の断熱効果も重要な要素です。遮熱・断熱を一体で解決できる屋根リフォームは、年間を通じた作業環境の改善と光熱費の削減につながります。

よくある質問(FAQ)

Q. 熱中症対策の義務化に対応しないと具体的にどうなりますか?
A. 労働基準監督署による立入調査・是正勧告の対象になる可能性があります。また、従業員が熱中症になった場合に安全配慮義務違反として損害賠償を請求されるリスクがあります。義務化は2024年から適用されているため、早急な対応が必要です。

Q. 遮熱塗装だけで熱中症対策の義務を果たせますか?
A. 遮熱塗装は作業環境温度の改善に有効な手段のひとつですが、義務化への対応はWBGT管理・休憩場所の確保・水分補給の徹底など複合的な措置が求められます。遮熱塗装は「環境面の根本改善」として、他の対策と組み合わせることで最大の効果を発揮します。

Q. 工場の屋根が広くて費用が心配です。どのくらいかかりますか?
A. 屋根の面積・形状・使用する塗料のグレードによって異なります。まず無料の現地診断・お見積もりをご利用ください。建物規模に応じた費用感と、節電による投資回収の試算もご説明します。

Q. 施工中も工場を稼働できますか?
A. はい。ゾーン分割施工と詳細なスケジュール管理によって、業務を止めずに施工することが可能です。繁忙期・操業時間帯を事前にお知らせいただければ、影響を最小限に抑えた工程を組みます。

Q. 遮熱塗装に補助金は使えますか?
A. 省エネ改修・環境対応工事として補助金・税制優遇の対象になるケースがあります。山梨県・富士吉田市・大月市・都留市の制度は年度ごとに変わりますので、最新情報をご確認ください。工事前にご相談いただければ、使える制度についてもご案内します。

Q. 富士吉田市・大月市・都留市の工場・倉庫にも対応していますか?
A. はい。山梨県東部エリア全域で対応しています。建築施工管理技士が在籍しており、大型物件・複雑な施工条件にも対応可能です。

まとめ——義務化への対応と作業環境改善を、屋根遮熱塗装で同時に解決する

職場の熱中症対策義務化への対応は、もはや先送りできない経営課題です。そして、工場・倉庫の暑さの根本原因である「屋根からの輻射熱」を抑える遮熱塗装は、義務化対応・作業環境改善・節電・建物保護を同時に実現できる、コスパの高い選択肢です。

クーラー増設のように「導入後も電気代がかかり続ける」対策と異なり、遮熱塗装は一度施工すれば10〜15年にわたって持続的な効果を発揮します。熱中症対策に予算をかけながら節電効果で回収できる、投資として合理的な判断です。

富士吉田市・富士河口湖町・都留市・大月市など山梨県東部エリアで、工場・倉庫の暑さ対策・屋根リフォームをご検討の方は、ぜひ西山建材工業にご相談ください。

創業から46年、建築施工管理技士が在籍し、工場・倉庫・事業用建物の外装施工に幅広く対応してきた実績があります。2024年にはアステックペイントゴールド加盟店として全国施工実績10位以内を達成しました。

「工場の屋根、夏が来る前に何とかしたい」という方はお気軽にどうぞ。

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執筆者: 株式会社西山建材工業
代表取締役 西山飛翔 (一級塗装技能士・二級建築施工管理技士・外装劣化診断士)

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