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光触媒コーティングの落とし穴|成分・試験データで本物を見分ける方法
2026.04.18
スタッフブログ
「うちの光触媒コーティングは特別です」「山梨県ではうちだけしか使えません」
——そう言われたとき、皆さんはどう判断しますか?
富士吉田市・都留市・大月市・富士河口湖町など山梨県東部エリアでも、光触媒コーティングを売りにする業者が増えています。ところが、カタログをよく見ると成分の記載がない、試験データの出典が不明
——そんな製品が少なくありません。
創業46年、国家資格を持つ職人が直接施工を行う西山建材工業(プロタイムズ富士吉田店)が、光触媒コーティングの正しい知識と「本物」の見分け方をお伝えします。

光触媒コーティングとは何か
——まず仕組みを正しく知る
光触媒の基本原理
光触媒とは、光のエネルギーを受けることで化学反応を起こし、汚れを分解する物質のことです。外壁に塗布すると、雨や紫外線に当たるだけで表面の汚れ・カビ・藻などを分解・除去する効果があります。「セルフクリーニング機能」とも呼ばれ、長期間にわたって外壁をきれいに保つことができるため、近年注目を集めています。
光触媒の「種類」が性能を決める

光触媒として使われる素材は一種類ではありません。主に以下の種類があります。
■ 酸化チタン(TiO₂) もっとも広く使われている。紫外線に反応するため、日光が当たらない北面や曇り空では効果が出にくい。ムラが生じやすい場合もある。
■ 酸化タングステン(WO₃) 可視光(室内照明・曇り空の光)でも反応する次世代素材。酸化チタンに比べて圧倒的に広い光域をカバーできる。
■ 銀・銅系添加物 抗菌・抗ウイルス効果を高めるために配合されることがある。添加の有無・量によって性能が大きく変わる。
重要なのは、カタログや仕様書に「何の光触媒を使っているか」が明記されているかどうかです。「光触媒コーティング」とだけ書かれていて成分の記載が一切ない製品は、性能の根拠を示せていないということになります。
「成分が書いていない」光触媒商品が横行している理由
カタログに成分を書かない業者・製品の実態
塗料や外壁コーティングは、製品の全成分を公開する義務がないため、カタログに「光触媒配合」とだけ記載すれば販売できてしまいます。その結果、
・光触媒の種類(酸化チタン or 酸化タングステン)が不明 ・配合量が不明(「微量配合」で効果を宣伝しているケース) ・銀・銅などの補助成分の有無が不明 ・試験データの出典・試験機関の記載がない
——こうした製品でも「うちの光触媒コーティングは高性能」と宣伝できてしまうのが現状です。富士吉田市や都留市・大月市・富士河口湖町のお客様からも「業者に聞いたけどよくわからなかった」というご相談をいただきます。
「この地域ではうちだけ」は本当か
「山梨県でうちだけ扱える」「この地域では独占的に使える」というセールストークも注意が必要です。正規に契約したメーカーの認定施工店であれば、そのエリア内での施工ライセンスを持っていることはあります。しかし、それが「本物の高性能製品」であるかどうかとは別の話です。
確認すべきポイントは、「どのメーカーの何という製品か」「そのメーカーのウェブサイトに認定施工店として掲載されているか」です。メーカー名も製品名も出てこない場合は、根拠のある主張とは言えません。
カタログ・仕様書で確認すべきチェックポイント
本物の光触媒コーティングを選ぶために、カタログや仕様書で必ず確認したい項目をまとめました。
① 光触媒の素材名の記載 → OK:酸化タングステン・酸化チタンなど明記あり → 要注意:「光触媒配合」のみで素材不明
② 試験機関・試験データの記載 → OK:第三者機関名・JIS規格番号あり → 要注意:「自社試験」のみ・試験データの記載なし
③ メーカー認定施工店の証明 → OK:メーカーサイトに施工店として掲載 → 要注意:業者の自己申告のみ
カタログを見せてもらっても「よくわからない」と感じたときは、遠慮なく専門店に相談することをお勧めします。
酸化チタンと酸化タングステン——性能の違いを正直に解説
酸化チタンが抱える構造的な弱点
酸化チタン(TiO₂)はもっとも普及している光触媒素材ですが、その反応には紫外線が必要という根本的な制約があります。
・北面(日が当たりにくい面)ではほとんど効果を発揮できない
・曇りの日・日照時間が短い冬季に性能が落ちる
・施工面によってムラが生じやすい
・紫外線量の少ない山間部
・標高の高いエリアでは特に注意が必要
富士吉田市・富士河口湖町エリアは標高が高く、北面の日照条件は平地より厳しくなります。「光触媒コーティングを全面に施工した」つもりでも、酸化チタンベースの製品では北面の効果が薄くなってしまうことがあります。
酸化タングステン(WO₃)が優れている理由
一方、酸化タングステン(WO₃)を使った光触媒は、可視光(室内照明や曇り空の光)でも反応するため、紫外線が届きにくい北面や日陰でも安定した効果を発揮します。
酸化チタンが反応できるのは太陽光のうち約5%を占める紫外線領域のみですが、酸化タングステンは可視光領域(約43%)でも機能します。これは、反応できる光の範囲が大幅に広いことを意味します。
私たちが扱う「クリスタルシーズンTG」とは
西山建材工業が採用しているクリスタルシーズンTGは、この酸化タングステン(WO₃)をベースとした光触媒コーティングです。
・可視光対応:北面・日陰・曇りの日でも効果を発揮
・TiO₂比7倍超の分解力:酸化チタン製品と比較して圧倒的な汚染物質分解能力
・ムラが出にくい:均一な施工品質を保てる次世代技術
・日米W特許取得済み:日本・アメリカの両国で特許を取得した技術的裏付けのある製品
・山梨県での正規施工:メーカーと正式に契約した認定施工店として施工可能
「うちの光触媒は特別」と言うからには、素材名・試験データ・認定施工店の証明——こうした具体的な根拠をきちんと示せることが最低限の条件だと、私たちは考えています。
施工の詳しい内容やクリスタルシーズンTGの工程は、YouTubeチャンネルでも公開しています。実際の施工の様子はぜひ動画でご確認ください。
本物の光触媒コーティングを選ぶための「質問リスト」

業者に問い合わせるときや、見積もり時に確認すると良い質問を整理しました。
業者に直接聞くべき3つの質問
1.「使用する光触媒の素材名(酸化チタン or 酸化タングステンなど)を教えてください」 2.「試験データや第三者機関による性能証明はありますか?」 3.「メーカーの認定施工店として、メーカーサイトに掲載されていますか?」
この3つに対して、具体的な素材名・データ・掲載URLをスムーズに答えられない業者は、エビデンスのある提案ができていない可能性があります。消費者として当然の確認事項ですので、ぜひ遠慮なく聞いてみてください。
よくある質問(FAQ)

Q. 光触媒コーティングと普通の塗料、耐用年数はどのくらい違いますか?
A. 塗料の種類・グレードにもよりますが、光触媒コーティングはセルフクリーニング機能によって外壁表面の汚れ・藻・カビの付着を抑制するため、再塗装の間隔を延ばせる可能性があります。使用する製品の性能データを確認したうえで、担当者に相談することをお勧めします。
Q. 北面(日が当たらない面)でも光触媒は効きますか?
A. 酸化チタン系の光触媒は、紫外線が弱い北面では効果が限定的になります。可視光対応の酸化タングステン系製品であれば、北面でも効果を発揮しやすくなります。建物の向きと使用する光触媒の種類は、必ずセットで確認することをお勧めします。
Q.「光触媒コーティング」と「光触媒塗料」は違うものですか?
A. 一般的に「コーティング」は塗装後にトップ層として塗布するタイプ、「塗料」は塗料自体に光触媒成分が配合されているタイプです。いずれも光触媒の種類・成分の確認が重要という点は同じです。
Q. クリスタルシーズンTGは富士吉田市・都留市・大月市でも施工できますか?
A. はい。西山建材工業は富士吉田市・富士河口湖町を中心に、都留市・大月市・鳴沢村・山中湖村など山梨県東部エリア全域で施工対応しています。まずはお気軽にご相談ください。
Q. 外壁塗装と同時にクリスタルシーズンTGのコーティングはできますか?
A. はい、外壁塗装の仕上げ工程と組み合わせて施工することが可能です。足場を使う機会に一緒に行うことで、コスト・工期の両面でお得になります。
まとめ——「根拠のある光触媒」を選ぶことが、家を長く守ることにつながる

光触媒コーティングは、正しく選べば外壁の美観と耐久性を長期間保つ有効な手段です。しかし、成分不明・試験データなし・メーカー認定の確認できない製品を選んでしまうと、期待した効果が得られないばかりか、施工後のトラブルに発展するリスクもあります。
富士吉田市・富士河口湖町・都留市・大月市など山梨県東部エリアは、富士山麓ならではの厳しい気象条件の中にあります。だからこそ、選ぶ製品の根拠と、施工する業者の誠実さが、建物の寿命に直結します。
創業から46年、地域のご家族の家を守り続けてきた私たち西山建材工業は、2024年にプロタイムズゴールド加盟店として全国施工実績10位以内を達成した実績を持つ専門店です。光触媒コーティングについてのご相談・ご質問は、どんな小さなことでも構いません。ぜひお気軽にお問い合わせください。
「カタログを見せてもらったけど、本当に大丈夫か不安…」そんな方のご相談も大歓迎です。
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📞 0120-574-348(受付 8:30〜19:00・日曜) 富士吉田市・富士河口湖町・都留市・大月市・鳴沢村・山中湖村 対応
執筆者: 株式会社西山建材工業 代表取締役 西山飛翔 (一級塗装技能士・二級建築施工管理技士・外装劣化診断士)

