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富士吉田市で太陽光発電や蓄電池の導入を検討し始めると、まず気になるのが「結局いくら補助金がもらえるのか」という点だと思います。富士吉田市には市独自の「再生可能エネルギー設備設置費補助」があり、さらに山梨県の補助金と組み合わせることで、受け取れる補助額を大きく増やせる可能性があります。この記事では、富士吉田市在住の方に向けて、市と県それぞれの補助金の詳細、実際の組み合わせシミュレーション、申請の流れまでを、外装リフォームの専門店の立場から詳しく解説します。

富士吉田市「再生可能エネルギー設備設置費補助」の詳細

富士吉田市は環境政策課が窓口となり、太陽光発電システム・定置用リチウムイオン蓄電システム・木質ペレットストーブの3つの設備を対象に補助金を交付しています。まずはそれぞれの制度内容を正確に押さえておきましょう。

太陽光発電システムの補助内容

  • 補助金額:太陽電池の最大出力1kWあたり3万円(上限20万円)
  • 要件:太陽電池の最大出力またはパワーコンディショナーの定格出力のいずれか小さいほうが10kW未満であること、電力会社と電力受給契約を結ぶこと、住宅用であること、新規設置かつ未使用品であること
  • 対象者:個人

たとえば4kWの太陽光発電システムを設置した場合、3万円×4kW=12万円が交付されます。上限の20万円に到達するには、7kW弱の出力が必要になる計算です。一般的な戸建て住宅の太陽光発電は3〜6kW程度が多いため、多くのご家庭では実際には10万円台前半〜中盤の補助額になるケースが多いと考えられます。

定置用リチウムイオン蓄電システムの補助内容

  • 補助金額:1基あたり5万円(定額)
  • 要件:蓄電容量1kWh以上であること、太陽電池の最大出力10kW未満の設備と接続すること、住宅用であること、新規設置かつ未使用品であること
  • 対象者:個人

蓄電池は容量に関わらず一律5万円という分かりやすい制度です。2基設置する場合は10万円の交付が可能です。

木質ペレットストーブの補助内容

  • 補助金額:購入・設置費用の2分の1(上限20万円)
  • 要件:木質ペレットのみを燃料とする暖房器具であること(薪兼用ストーブは対象外)、新規設置かつ未使用品であること
  • 対象者:個人および法人

太陽光や蓄電池とは異なる制度ですが、富士吉田市のような寒冷地では暖房設備の見直しと合わせて検討される方もいらっしゃるため、参考までに紹介しています。

対象者の条件と申請期限

富士吉田市の補助を受けるには、次の条件をすべて満たす必要があります。

  1. 市内に住所を有し、自ら居住する市内の住宅(店舗等との併用住宅を含む)、または自ら使用する事務所等に補助対象設備を設置した者
  2. 補助対象設備の設置後(建売住宅の場合は引き渡し後)6ヶ月以内に補助金の申請を行う者
  3. 市税等を滞納していない者
  4. 富士吉田市暴力団排除条例に規定する暴力団員等でない者

また、一度この補助を受けた方(同一世帯員を含む)は、補助を受けた年度内に新たに補助を受けることはできない点にも注意してください。

必要書類

申請時には、富士吉田市再生可能エネルギー設備設置費補助金交付申請書(様式1号)に加え、以下の書類が必要です。

  • 補助対象設備の設置に係る領収書及び内訳書の写し
  • 補助対象設備の仕様・規格が確認できる書類の写し
  • 設置場所の案内図
  • 補助対象設備の設置前及び設置完了後の写真
  • 電力会社と電力受給契約を締結したことを証する書類の写し(太陽光発電システム申請のみ)
  • 市税納付済証明書
  • 住民票(世帯全員)の写し
  • その他市長が必要と認める書類

特に見落としがちなのが「設置前の写真」です。工事が始まってから慌てて撮影しようとしても間に合わないケースがあるため、契約時点で業者に「設置前写真の撮影」を依頼しておくことを強くおすすめします。

山梨県「再エネ設備導入支援事業費補助金」との併用

富士吉田市の補助金に加えて、山梨県が実施する「再エネ設備導入支援事業費補助金」も活用できます。令和8年度の制度内容は次の通りです。

  • 太陽光発電設備:発電出力1kWあたり3万円(上限27万円)
  • 蓄電池:1台あたり定額25万円(蓄電容量4kWh以上で、国のZEH化等支援事業の対象製品として登録があるものに限る)
  • 対象者:山梨県内に居住し、県税の滞納がない個人
  • 申請期間:令和8年4月6日10時〜令和8年11月27日19時必着(予算上限に達し次第終了)
  • 重要な注意点:交付決定前の契約・着工は補助対象外

県の制度は市の制度よりも上限額が大きく設定されているのが特徴です。特に蓄電池は「定額25万円」と非常に手厚く、市の補助(5万円)と合わせると1基あたり最大30万円の補助を受けられる可能性があります。

【シミュレーション】富士吉田市で太陽光+蓄電池を導入した場合

実際にどのくらいの補助を受けられるのか、具体的なケースで試算してみましょう。あくまで理論上の目安であり、実際の交付額は審査や予算状況によって変動します。

ケース1:太陽光発電4kW+蓄電池1基(4kWh以上)を同時導入

  • 市の補助(太陽光):3万円×4kW=12万円
  • 市の補助(蓄電池):5万円
  • 県の補助(太陽光):3万円×4kW=12万円
  • 県の補助(蓄電池):25万円
  • 合計:54万円

ケース2:太陽光発電6kW+蓄電池1基を同時導入(上限に近いケース)

  • 市の補助(太陽光):3万円×6kW=18万円
  • 市の補助(蓄電池):5万円
  • 県の補助(太陽光):3万円×6kW=18万円(上限27万円未満)
  • 県の補助(蓄電池):25万円
  • 合計:66万円

ケース3:太陽光発電を上限まで、蓄電池2基を導入

  • 市の補助(太陽光):上限20万円
  • 市の補助(蓄電池):5万円×2基=10万円
  • 県の補助(太陽光):上限27万円
  • 県の補助(蓄電池):25万円(県は蓄電池1台あたりの定額のため、2基設置の場合の扱いは事前に窓口へ確認が必要です)
  • 合計目安:最大77万円程度

このように、太陽光の出力(kW数)と蓄電池の基数によって、受け取れる補助金額は大きく変わります。業者から見積もりを取る際は、単に「太陽光〇kW、蓄電池〇kWh」という仕様だけでなく、「市・県それぞれの補助金がいくらになるか」を必ず試算してもらうようにしましょう。

申請の流れ|富士吉田市で失敗しないための5ステップ

  1. 業者選定・見積もり取得:複数の業者から見積もりを取り、設置予定の出力・容量を確定させます。
  2. 県の補助金を先に確認:県の補助金は「契約前申請」が原則です。市よりも先に県の申請可否を確認しておくと、スケジュールの見通しが立てやすくなります。
  3. 設置前の写真撮影:市・県ともに設置前の状態が分かる写真が必要です。撮り忘れがないよう業者と事前に確認しましょう。
  4. 契約・工事:交付決定(または申請)が完了してから契約・着工に進みます。順番を誤ると補助対象外になるため要注意です。
  5. 設置後の申請:市は設置後6ヶ月以内、県は交付決定後の期限内に実績報告を行います。書類に不備があると交付が遅れることがあるため、余裕を持って準備しましょう。

富士吉田市ならではの注意点

富士吉田市は標高800〜900m前後に位置し、山梨県内でも冬季の積雪・凍結が多いエリアです。太陽光パネルの設置角度や雪止め金具の有無によって、積雪時の発電効率や、雪の落下による事故リスクが変わってきます。太陽光業者を選ぶ際は、寒冷地・豪雪地帯での施工実績があるかどうかも確認しておくと安心です。

また、屋根の状態によっては、太陽光パネルを設置する前に屋根塗装やカバー工法でのメンテナンスを済ませておいたほうが、結果的にコストを抑えられる場合があります。私たち西山建材工業は外装リフォームの専門店として、太陽光の施工そのものは行っておりませんが、「屋根の劣化診断をしてから太陽光を検討する」という順番の大切さを、多くのお客様にお伝えしています。屋根材の劣化が進んだ状態でパネルを設置すると、数年後の屋根メンテナンス時にパネルの着脱費用が別途発生し、想定外の出費につながることがあるためです。

近隣エリアとの補助水準の比較

富士吉田市の補助(太陽光上限20万円+蓄電池5万円/基)は、山梨県東部エリアの中では標準〜やや手厚い水準です。参考までに近隣エリアの制度と比較すると、富士河口湖町は蓄電池が定額20万円と非常に手厚く、山中湖村は太陽光・蓄電池ともに上限20万円ずつと、5エリアの中でも特に充実した内容になっています。一方で大月市は太陽光の市補助自体が終了しているなど、エリアによって差が大きいのが実情です。富士吉田市にお住まいの方は、市の補助と県の補助をセットで活用することで、十分に手厚い補助を受けられる立場にあると言えるでしょう。

よくある質問(FAQ)

Q1.富士吉田市の補助金と県の補助金、どちらを先に申請すればいいですか? A.県の補助金は「契約前申請」が原則のため、まず県への申請可否を確認してから、業者との契約に進むことをおすすめします。市の補助金は設置後の申請となるため、順番を混同しないよう注意してください。

Q2.蓄電池だけを後から追加した場合も補助は受けられますか? A.市の制度では「太陽光発電システムと接続すること」が要件になっているため、既存の太陽光発電に蓄電池を後付けする場合も対象になり得ますが、詳細要件は年度により変わるため、事前に環境政策課へご確認ください。

Q3.中古住宅を購入した場合も補助は使えますか? A.要件を満たせば利用できる可能性がありますが、新築購入や増設の扱いなど細かな条件があるため、個別に窓口へ確認することをおすすめします。

Q4.補助金の交付までどのくらいの期間がかかりますか? A.富士吉田市・山梨県ともに、申請内容の審査には一定の期間を要します。年度末や申請が集中する時期は特に時間がかかる傾向があるため、余裕を持ったスケジュールで動くことをおすすめします。

Q5.太陽光パネルを設置した後に屋根塗装をする場合、費用はどのくらい変わりますか? A.パネルの着脱費用が別途発生するため、通常の屋根塗装よりも総額は高くなる傾向があります。可能であれば、太陽光の設置前に屋根の状態を診断し、必要なメンテナンスを先に済ませておくことをおすすめします。

まとめ

富士吉田市では、市独自の再生可能エネルギー設備設置費補助(太陽光上限20万円・蓄電池5万円/基)と、山梨県の再エネ設備導入支援事業費補助金(太陽光上限27万円・蓄電池25万円/台)を併用することで、条件次第では50万円台〜70万円台の補助を受けられる可能性があります。ただし、契約前申請が必要な制度もあるため、業者選びと並行して早めに窓口へ相談することが、後悔しない導入への近道です。

富士吉田市・富士河口湖町・都留市・大月市など山梨県東部エリアで創業46年。株式会社西山建材工業は、2024年・2025年山梨県施工実績第1位を獲得。全国4,000社以上のアステックペイント加盟店の中でも、厳しい品質基準をクリアした「プロタイムズ」加盟店として、2026年5月セールスチャンピオンズカップ全国第1位、甲信越・北陸エリアでは2026年4月・5月の2大会連続第1位を受賞。さらにアステックペイント全国施工実績10位以内の実績を誇る、地域密着の外装リフォーム専門店です。

太陽光パネルの設置を検討されている方は、まず屋根の状態を無料で診断してみませんか。ドローンによる屋根診断(50項目以上)や、写真付きの診断報告書のご提出も可能です。お気軽にLINEまたはお電話(0120-574-348)でご相談ください。

執筆者: 株式会社西山建材工業 代表取締役 西山飛翔 (一級塗装技能士・二級建築施工管理技士・外装劣化診断士)

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